2018年8月15日
井出智香恵作品原画 マンガシア出展
2016年の暮れ近く。イギリスから2人の紳士が我が家に来ました。彼らは5年かけて世界の都市を回るマンガシアの展示会に、私の原稿を１５枚ほど貸してほしいといいました。
主催者のPatrickさん（一番左）、Paulさん（右）
私は正直驚きました。私は大手のS社で描いていましたが、スポーツ漫画しか描かせてもらえず、S社との専属を切って飛び出しました。以来小さな出版社で野武士的にがむしゃらに描き、今では８６０００を超えるページ数を描いています。専属で自由になってこそ成し遂げられた仕事量です。つまり大手出版が自社ののために行う展示会や賞などからは完全に無視され、認めようとされませんでした。
それをポールさんたちは私の情報を、友人の琴子さんが翻訳したアメリカの本で知りわざわざ来てくださった。もちろん日本からも他に何人かの漫画家さんも出展しています。
私は私を選んで認めてくださったポールさんたちの公平性と見識の高さに感動しました。日本では無視されても外国で公平に価値を認められることは、ほかの分野でもよくあります。
本当にうれしかった。
そしてローマで展示されている時，看板に使われたビバ！バレーボールの千恵ちゃんがGucciのデザイナーA・Mさんの目に留まりコラボすることになりました。
私の人生のハイライトとなる大きなコラボでした。
まず最初の開催地はイタリアでした。ここで2か所で展示されかなり評判で、たくさんのお方が来て下ったようです。
百聞は一見にしかず。
説明を色々するよりも写真で見ていただきましょう。徐々にそれが増えていく。説明するよりも早いと思います。写真の詳しいことを知りたいお方はFACEBOOKをご覧くださいね。
なお現在この展示会はフランスのナントに移っています。
